『夜が運ばれてくるまでに』感想補足
※この感想はCD『夜が運ばれてくるまでに~A song in A Bad~』の感想を述べています。
敵は自分。弱い自分。
味方は自分。強い自分。
二つが戦えば――
強い方が勝つはずだ。
※小説『夜が運ばれてくるまでに~A book in A Bad~』 「てきとみかた」より――
コレ、小説の帯にも書かれているんですよね。
1『いんとろ』
小説の冒頭の話がベースになっています。
小さな村に住んでいた『一人の男の子』と『一人の女の子』。
そして、隣に住む『おばあさん』の三人を軸としたお話になっています。
2『それがどこにあるか』
皆がそれぞれ違う事を言い合って、
最後に口を揃えて、「自分(私)が正しくて他の人が間違っている」と言う。
最後に口を揃えて、「自分(私)が正しくて他の人が間違っている」と言う。
なんか見ていると滑稽に見えてくるが、
実は「自分にも見に覚えがあるかも!?」と思わずにはいられません…。
3『うんめい』
『運命』を受け入れるか、『運命』を変えるかは決めるのは自分!?
4『あるはれたひに』
借りた傘を返しにいく女の子の道中を描いた新作書き下ろしオリジナル短編。
5『さくひん』
「私は私の作品を書くから、貴方は貴方の作品を書けばよい」
と言う事なんですね!
6『だいびんぐ』
海に潜るのに、アクアラングやウエットスーツを装着する人間に疑問を抱く魚(視点)が面白いです。
「不自然なことは出来るのに、自然のことは出来ないのかい?不思議だね」
※コミカルな曲調が印象的です。
7『へんじ』
メールを送ってきた彼女が事故で死んで、彼(僕)は「なんて返事をだそうか」と考える…。
う~ん…。
8『かべ2』
壁にぶつからない人は、前に進んでいない人。
または、とても運がいい人。
または、自分が前に進んでいるかどうかわからない、
とても運の悪い人。
てことは、『壁にぶつからない人間』は三通り存在する?!…
そういう事か?!(イヤ違うと思う…。
9『夜が運ばれてくるまでに』(読書用BGM)
小説を読み持って聴くと、雰囲気が増してくる気がします…。