よりぬき銀魂さん第1話感想「鍋は人生の縮図である」

320 よりぬき銀魂さん第1話感想『鍋は人生の縮図である』

(※本放送時　第25話)
 OPはDOESの『バクチ・ダンサー』
コレ劇場版の主題歌ですぜィ！

すき焼きを巡ってにらみ合う銀さん、新八、神楽の三人。

 

新八が神楽に押し付けようとすると

「いやアル！だってよそ見してる間に

肉食べられちゃうモン」と拒否をする。

 

神楽の発言に情けなさを感じる銀時。

新八にも「今のは神楽ちゃんが悪いよ、ホラ(銀さんに)謝って」と言われ、神楽は素直に謝る。

神楽「んだよチクショー！悪かったヨビンボ臭いコト言って…」だが！

 

神楽が謝ったその隙を突いて、銀時と新八が！！！

銀時「今だあァァァッ！！」

新八「うわあァァァッ！！！」

 

おめーら二人が一番情けないわ！！！

銀さんの格言

『食卓は戦場』
名台詞です!!

 

銀時と神楽の醜い言い争いの中、

今の万事屋ですき焼きをやるのは

新八曰く
『ライオンの檻にマツシマトモコを放り投げるようなもの』
だそうで…。

 

そこで、

新八は自分が食べる肉を護る為に

「僕、もういいっすわ。

はあ…

喧嘩してまで食べたくないですもん…

こんなん情けない…

実は昨日姉上と二人で焼肉を食べたんですよ。

もう飽きたっていうか…いつでも食べられるっていうか…

どうぞ二人で取り合ってください！」

と二人に冷たく言い放つ…。

 

そして、新八の言葉に乗った二人はすき焼きを食べるのを止めにする。

 

しかし、一時はすき焼きを否定したものの、実のところ

「誰か切り出せ！俺は肉をメガっさ食べたいんだ！もっさ食いたいんだ！！(銀時談)」

「僕は肉が食べたいんだ！ホントは肉なんて半年近く食していないんだ！！(新八談)」

と心の内でのたまう二人だった…。

が、

腹の虫の音(本人曰く“屁”)を聞いた銀時と新八が、お互い譲り合い(？)ながら、神楽に先に食べるように言う。

だが彼女は「知ってるけどいいモン、酢昆布があるモン！」と知らん顔。 

 

頭にきた銀時と新八はお膳の上にドンと乗り出して、

 

銀時＆新八

「バッキャロオォォォッ！！！」

銀時「育ち盛りがそんなモン(酢昆布)ばっか食って、飯食わねーとどーなると思ってんだあァァァ！？」

新八「お百姓さんや牛さんに申し訳ないと思わないのかあァァァッ！？」

二人は何時までも不貞腐れている神楽を叱りつける。

 

新八は神楽の分をよそって、先に食べさせる(※ここがポイント！)

そして再びお互い先を譲りつつ「銀さんor新八より肉を多く食べよう」と策を巡らせる銀時と新八の前に

なんと！

桂とエリザベスが乱入してきた！！

桂の名台詞

「悪いが、かくまってもらいたまご(卵)
世話にく(肉)なるねぎ(ネギ)
悪いと(糸)こんにゃく感謝すき焼き」
いかにもすき焼きを狙っていたかが伺われます。
 
この状況を利用して桂達を鍋に誘う新八に対して銀時は

「な、何いィィィッ！
何ぢゃその『八方美人』はあァァァッ？！
『イチゴ牛乳にあんこ投入する位の甘さ』だぜえェェェッ！！！」とキッパリと断言！

で・も、

「あれ！？…ちょっと旨そーぢゃん♪
今度やってみようかな？…」
さすがは『糖分王』を自称するだけのことはあります。

 

桂とエリザベスが参戦して…

 

あれやこれやと策を巡らす二人の策士。

 

桂とエリザベスはいわゆる“お客さん”。

特に、エリザベスの“あの”手では箸は掴めない…。

 

でも、

 

実は、結構器用だったりする！

 

やがて、

「先に鍋に箸を付けたもの＝肉を多く食べたものが『鍋将軍』だ！」と言う図式が成り立つ。

コレってもしかして『鍋奉行』の進化系ってヤツ！？

神楽が食べ終わるのを見計らった新八の何気ない会話をスタートに、

『すき焼きの肉争奪戦』が展開される！

だが！！

一番の策士は神楽でしたアァァッ！！

 

手も箸も使わずにくしゃみで第一手を制し、

 

肉を片手に、不気味にほくそ笑む神楽。

「…鍋将軍はアタイだよ…」

 

と鍋を手に持ち、その中身を一気に飲み干し…。

完全勝利！！を収めたかにみえたが…

 

店が終わったお登勢さんとキャサリンがやってきて、ある衝撃的事実が明らかになるのだった！

実は、なんと！

そう！実は、神楽が食べた肉は

『安い豚肉』だった！！！

というオチ(ひ、ひでえ…。

 

今まで『牛肉』だと思って食べていたもの(牛玉丼とか)は、

実は『豚肉』だったという衝撃的な事実に神楽はショックの余り、茫然自失してしまう。

 
というわけで、お登勢さんとキャサリンも鍋に加わって、第二ラウンド開始!!

 

新八はまた自分の『気配りキャラ』を発揮して、神楽の時と同じ手を使おうとする。警戒する銀時。

だが、

お登勢さんは「いいだろ、じか箸で？」と丁重に断る。

 

自分の『気配りキャラ』が裏目に出てしまった新八をせせら笑う銀時。

とエリザベス…。(※一部意図的に合成しております)

 

銀時と新八はお登勢とキャサリンを
『棺おけに片足突っ込んだ婆』と『人生の半分を泥水に片足突っ込んだ年増女』と侮っており、

残り時間も少ないこともあり、三人と一匹はお互い一気に肩をつけようとする。

が、しかし！！

 

『皇帝鍋レオン』と言わしめる程、超とんでもないお登勢とキャサリンの圧倒的な迫力に翻弄される。

銀時、新八、桂、エリザベスは最大(!?)の危機を迎える事になるが…

 

神楽復活！

「負けるわけにはいかねーんだよオォォォッ！！！」

 

復活した神楽の猛攻で『奇跡の大逆転!!』(実際は銀さんたちは肉を食べてませんが…)

 
鍋の中身を全て食べつくし、否、呑みつくしたこの子の台詞が…

「何か乳臭くてイマイチ。豚の方がいいアル」

だそうで…。
どっと払い!!
 
ガンダムの名台詞や某有名少女漫画の台詞をパロッたり…
いやあ～実にオモロ楽しかった！！

ぱっつあんの眼鏡が、よー光を放っていた回でおましたな…。 

余談だが『うる星』を見ていた世代としては、
この話が、もしも押井脚本だったら、話しのスケールが更に倍増していたことだろう…。

((するか！